至仏山

Part.2

山 名 至仏山
標 高 2228m
山 域 上信越(群馬県)
地図表示
Google Map 2DルートMap 3DルートMap
日 程 2008年8月14日(木)〜15日(金)
天 気 @曇り時々雨のち晴A曇り時々晴
メンバー 神楽師、息子
標高差 635m(至仏山累計標高差:673m)
歩行距離 9.5Km(尾瀬全体 : 33km)
歩行時間 4時間45分
駐車場 1,000円/1日(尾瀬第一駐車場)
バス 900円(戸倉-鳩待峠)
バス 590円(大清水-戸倉)
一般道距離 往路:73Km 帰路:118Km(日光経由)
高速道距離 往路:- 帰路:-
高速道料金 往路:- 帰路:-
行程 自宅(5:00)→(6:30)尾瀬第一駐車場(7:00)→(7:25)鳩待峠(7:40)→(8:50)オヤマ沢→(9:30)小至仏山(9:35)→(10:15)至仏山頂(10:50)→(12:40)鳩待峠(13:25)→(14:10)山ノ鼻(14:25)→(15:00)牛首分岐→(15:40)竜宮→(16:15)見晴十字路・尾瀬小屋(6:50)→(8:25)沼尻休憩所(8:40)→(9:35)尾瀬沼ビジターセンター(10:00)→(10:20)尾瀬沼山荘(10:35)→(10:50)三平峠→(11:45)一ノ瀬休憩所(12:05)→(12:50)大清水(13:50)→(14:00)尾瀬第一駐車場(14:20)→奥日光→(19:00)自宅

山ノ鼻へ向かう木道
山ノ鼻へ向かう木道

【13:30】 鳩待峠発
至仏山登山を終え、次の目的地は尾瀬ヶ原を縦断し今日の宿泊地である見晴です。
この時間になると尾瀬ヶ原へ向かう人は少ないです。思ったよりも急な下り階段で、ここを登るのは大変そうです。特にお年寄りや体力に自身が無い人はきついでしょうね。山ノ鼻までは樹林帯が続き、陽も当たらないので快適に歩く事が出来ました。

【14:10】 山ノ鼻着
ここにはビジターセンターがあり、尾瀬の動植物についての展示がされています。 ここで少し休憩し長い尾瀬ヶ原縦断に備えます。

山ノ鼻ビジターセンター
山ノ鼻ビジターセンター

燧岳へ向かう木道
燧岳へ向かう木道

【14:25】 山ノ鼻発
尾瀬ヶ原は湿原の木道を燧岳を目指しひたすら歩きます。当然ですが木は全く無く陽の光を浴び放題です。この時間になると歩いている人が少なくのんびり出来ます。花の咲く時期は木道の上が行列になり、ゆっくり花を見て立ち止まる事も出来ない位らしいです。でも今日は至仏山を登ってきたので、暑く長いこの道のりはキツイです。本当ならば尾瀬ヶ原の自然を満喫しながら歩く所だと思うのですが、この時はその余裕がありませんでした。その上、右足の裏に違和感が・・・。嫌な予感がします。

【15:40】 竜宮到着
尾瀬ヶ原の中心部で唯一木が生い茂っている場所が竜宮です。この少し先に福島県との県境があります。竜宮を過ぎると下田代という湿原です。遠くには今日の宿泊地である見晴の宿がかすかに見えてきました。あとひと踏ん張りです。

振り返ると至仏山
振り返ると至仏山

尾瀬ヶ原の画像はこちら の写真館もご覧下さい

竜宮までもう少し
竜宮までもう少し

やっと見えてきた見晴
やっと見えてきた見晴

今日のお宿は尾瀬小屋
今日のお宿は尾瀬小屋

【16:10】 尾瀬小屋到着
ほぼ予定時刻通りに尾瀬小屋へ着くことが出来ました。小屋に着いて5分もしないうちに物凄い雨が降ってきました。あれにやられたら大変な事のなっていましたね。助かりました。この小屋はインターネットで予約が出来、早ければ追加料金無しで個室が利用できる事から選びました。お盆休みだから混むかなと思い早い時期に予約を入れたのですが、実際には花の時期からずれている為小屋は空いています。定員200名の所40人位しか居なかったのではないでしょうか。
トイレは水洗で和式洋式両方あり、とても清潔です。風呂は6人を定員としていて狭いです。その割には湯船は深く、入ると腰の辺りまでお湯があり座ることは出来ません。その上掛け流しのお湯は熱く、相当水を入れなければ入れない位でした。
尾瀬ヶ原を歩いている時に感じた違和感、やはりマメでした。燧岳へ登るかは明日判断します。

朝起きると青空が所々見えますが、雲は多いです。昨日の疲れも取りきれていなく、マメも歩くと痛いのでやはり燧岳は無理のようです。
朝食は6時からで人数も少ないのでゆっくり食べる事が出来ました。

【6:50】 尾瀬小屋発
昨日の凄い雨の名残で下は濡れています。至仏山が見える所まで戻ってみたのですが、山頂部分には雲がかかっていて全景を見ることは出来ませんでした。
本当ならばこれから燧岳へ登る予定だったのですが、このまま尾瀬沼へ向かいます。これがまた5Kmもある長い道のりで、特に白砂峠手前の急登はまるで登山です。

朝の至仏は雲の帽子
朝の至仏は雲の帽子

尾瀬沼へ向かう木道
尾瀬沼へ向かう木道

白砂峠の急登
白砂峠の急登

沼尻休憩所
沼尻休憩所

【8:25】 沼尻休憩所
尾瀬沼の畔の休憩所です。ここに来て初めて尾瀬沼を近くで見られました。燧岳が目の前に見えますが、山頂は雲に隠れていて時々雷のような音が聞こえてきます。登らなくて正解だったかな。

【9:35】 尾瀬沼ビジターセンター
この辺りには何軒かの小屋があり、尾瀬沼周辺では一番賑わっている所ではないでしょうか。ビジターセンターも山ノ鼻より少し大きい感じでした。

【10:20】 尾瀬沼山荘
この先は三平峠への登りで、尾瀬沼とはお別れになります。長かった尾瀬の旅もいよいよ終盤へ突入です。

尾瀬沼ビジターセンター
尾瀬沼ビジターセンター

尾瀬沼最後の休憩場所
尾瀬沼最後の休憩場所

さあ、最後の登りです。特に急という感じではありませんが、最高部までには約80m登ります。

【10:50】 三平峠
急ではないとはいえ、上り坂は息が切れるので最高所で一休みです。少ないですが尾瀬へ向かう人とすれ違います。やはり鳩待峠とは全然違いますね。
ここからは下るのみです。それにしてもこのルートは凄く、完全に登山道です。一ノ瀬までの標高差は約350mあり、ここを鳩待峠と同じだと思って来ると痛い目にあいます。実際、普段着・普段履きで登っているカップルとすれ違った時には「おい、おい、大丈夫かよ」と思ったくらい大変そうでした。

三平峠の登り坂
三平峠の登り坂

三平峠最高所
三平峠最高所

大清水ルートは登山道
大清水ルートは登山道

一ノ瀬休憩所
一ノ瀬休憩所

【11:45】 一ノ瀬休憩所
樹林帯の中の登山道をひたすら下り、川が見えてくるとやがて入山口です。意味不明な舗装された広い橋を渡ると一ノ瀬休憩所に着きます。ここで尾瀬小屋で用意してもらったおにぎりの昼食を食べます。
ここから大清水までは約3.5km、230mを下る林道です。このダラダラと続く林道は飽きますし、ダルイです。木が生い茂っているので直射日光は避けられて良いのですが、景色の変化がなくつまらない道です。40分程歩いた頃、やっと遠くにゲートが見えてきました。

【12:50】 大清水
駐車場に多くの車が停まっていましたが、満車と言うほどでは無いようです。やはりここからの入山者は少ないみたいですね。大清水に着いて、茶店でかき氷を食べていたら突然の大雨。昨日に続きここでも運良く天気には救われました。

大清水への長い林道
大清水への長い林道

大清水へ無事到着
大清水へ無事到着

【帰路】 大清水からは鳩待峠と同じ様に路線バスと乗合タクシーが出ています。昨日は乗合タクシーだったので、今日は路線バスで帰ることにしました。約12分で戸倉に着くのですが、国道沿いのバス停に止まるので駐車場まで橋を渡って少し歩かなければなりません。
燧岳に登らなかった為、予定よりも早く駐車場に着いてしまいました。このまま帰っても良かったのですが、息子の要望で日光経由で帰ることにします。奥日光では物凄い夕立で前が見えないほどになり、中禅寺湖のでは華厳の滝待ちの渋滞に巻き込まれてしまいました。
【ひとこと】 混雑を予想していた尾瀬と小屋は「えっ!」て、思うほど空いていました。鳩待峠から山ノ鼻にかけては人は多くいましたが、混雑期に比べると数分の一程度だと思います。花は無くとも尾瀬の自然にゆっくり触れたと思うならば、この時期が良いかもしれません。ただ、晴れていると尾瀬ヶ原は日除けがないので、暑さ対策はシッカリしないと大変です。
至仏山は特別急な所や、危険な所は無く、初心者でもの登れる山です。ただ、山ノ鼻からのルートは蛇紋岩が多く下りでは滑り易く、登山道を外れて歩く登山者が多く高山植物を踏み荒らす恐れがある為、登り専用になっています。一時は封鎖された時期もありましたが、関係者の努力で再開されました。しかし、最近になって再び荒廃が激しくなり、鳩待峠からのルートを含め廃止やルート変更を検討する声が上がっている様です。皆さん、登山のルールをシッカリ守って私たちの愛する山を傷つけないようにしましょう。
当初の予定であった2日間で至仏山と燧岳を登る計画は、脆くも崩れ去ってしまいました。足にマメが出来たのも、初日の疲れが取れ切れなかったのも、全ては日頃のトレーニング不足が原因している事なのです。何回同じ事を書いたか分かりませんが、山に登るたびに同じ事を思ってしまいます。
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