御堂山（ジジ岩・ババ岩）西上州


【往路】　1週間前には軽井沢まで紅葉狩りに出かけ、今回も途中までは同じ道を走り下仁田ICから御堂山を目指しました。登山口や駐車スペースにはトイレは無いので、下仁田ICを出てすぐの所にある「道の駅しもにた」で済ませました。 10月後半からは天気は安定していて、この日も快晴の空が広がっていました。この山で眺望が良いのはジジ岩・ババ岩の展望岩のみです。今回は登頂する事は勿論ですが、ジジ岩・ババ岩と紅葉がメインの登山となります。
本宿分岐の駐車スペース	西牧関所跡近くの登山口への入口
【7：40】　本宿分岐の駐車スペース下仁田町中心部から長野方面に約8Km行った所の、本宿への分岐に駐車スペースはあります。2ヶ所に分かれて合計10台以上は駐車出来ますが、まだ1台も止まっていませんでした。駐車場スペースから国道を少し戻ると西牧関所跡があり、その先が登山口への入口です。【7：44】　御堂山登山口国道から100m位入った所に登山口はあります。電流が流れているのか分かりませんが、「危険さわるな！」の札が下がっている柵があるので、これを跨いで登山を開始します。最初は緩やかな傾斜の林道歩きが続き、準備運動にはちょうど良い感じです。途中林道が崩壊していたり、元の橋が壊れて丸太の一本橋が架けられている所があります。この一本橋は現在渡れないので下を迂回します。この先林道が終わり登山道に変わっても、水の流れで削れてしまったり、大きな石がゴロゴロしていたりして歩きづらい道が続きます。	御堂山登山口
最初は緩やかな林道歩き	崩壊している林道
渡れない一本橋	林道の終点？
登山道が削れてる	登山道が石だらけ
岩を流れるみの滝	みの滝の岩場
みの滝の上から本格的な登り	【8：30】　みの滝登り始めて約40分、正面には登山道を塞ぐ様な大きな段差の岩が見えて来ました。みの滝という小さな滝が流れる岩場です。一見登るのが大変そうですが、実際には足場のステップがありロープも設置されているので、それ程大変ではありません。ここで5分程休憩し先へ進みます。ここから先は本格的な登りで、傾斜は増し直登が連続します。この辺は登山道が明瞭ではないので、リボンを目印に登った方が確実です。先の見えない真っ直ぐな登りなので、黙々と歩き続けます。【8：50】　ジジ岩・ババ岩の分岐傾斜が緩くなり鞍部が見えてきたら、そこがジジ岩・ババ岩への分岐でした。右が山頂で左が展望岩なので、ここは先ずジジ岩・ババ岩を見に左へ進みます。ここから尾根の細い道を少し登ると、目の前に大きな岩が見えて来ました。展望岩はこの大きな岩では無くその先なので、岩を迂回する為一旦右に下ります。岩の下を通過したら、最後は展望岩まで急傾斜の道を登ります。
直登の連続	ジジ岩・ババ岩の分岐
展望岩への尾根道	岩が見えて来た
一旦下って岩を迂回	展望岩への急斜面
この先が展望岩	展望岩裏側
【9：05】　ジジ岩・ババ岩の展望岩急登を登り切ると展望岩の裏側に出ます。半周して表側に出ると、細長く大きな奇岩が2つ目に飛び込んできました。右がジジ岩で左がババ岩と呼ばれている、御堂山名物の岩です。西上州は奇岩が多く、この2つの岩も有名です。実際この日も、御堂山登頂を目指していたが展望岩までで疲れてしまったので、ジジ岩とババ岩を見て帰るというご夫婦に会いました。この岩を見られただけで十分なのだそうです。この山は山頂や登山道での展望は無く、唯一ここが遠くまで見渡せる場所です。ここからの展望は南側のみで、東からギザギザ山容の鹿岩、近くに見える大きな物語山、遠くからでも平らな台地が良くわかる荒船山等が見えています。荒船山の下には本宿と南野牧地区が見えます。荒船山方向から戻ってくる時は、この辺から岩が一番良く見る所です。今回も帰り道に遠回りして行ってみました。岩周辺の紅葉は色付てはいるものの、綺麗な赤や黄色とまでいえる程ではありませんでした。	左がババ岩、右がジジ岩
ババ岩	ジジ岩
ギザギザしてる鹿岳	物語山・荒船山と本宿・南野牧の街並み
荒船山	ババ岩と色付いた山肌
分岐に戻り御堂山へ向けての分かり辛い登山道	色付いた木々
山頂へ向けて傾斜がキツクなる	【9：38】　ジジ岩・ババ岩の分岐展望岩から分岐に戻って、いよいよ山頂へ向かいます。ここから少し登れば稜線なのですが、そこまでの道が落葉に隠れて少し分かり辛いです。ここでもリボンを頼りに登ります。稜線は少し傾斜が増し、細い尾根道になっていたりします。何度かアップダウンを繰り返すと高石峠分岐に出ます。【9：50】　高石峠分岐ここからが最後で最大の急登が始まります。それに加え登山道が滑りやすくなっている場所もあるので苦労します。でもその様な所にはロープが設置してあるので助けになりました。我慢しながら急登を一歩づつ登ると、やがて傾斜は緩くなり先には山頂らしき所が見えて来ました。
細い尾根道	高石峠分岐
山頂への最後の急登	滑りやすい所にはロープが設置
まだ続く急登	この先が山頂
御堂山山頂へ到着	木に囲まれた御堂山山頂
【10：05】　御堂山山頂到着ここの山頂は狭くは無いのですが、周りは木で覆われ展望は無いのでそれ程長居する所ではありません。でも1ヶ所木の隙間から妙義山が見える所がありました。葉が全部落ちたらもう少し良く見えるのかもしれません。【10：25】　下山開始山頂で20分位休んで下山を開始します。登りで苦労した急登は、下りでも滑らない様に注意します。途中色付いた紅葉を見ながら、みの滝まで一気に下山し岩の下で少し休憩します。この先は傾斜が緩やかになるので登山口までのんびり歩きます。【11：35】　御堂山登山口下山開始から1時間10分、登山口に戻って来ました。【11：38】　駐車場スペースへ無事帰還朝スタートの時は1台だった車は、7台まで増えていました。	木の隙間から見えた妙義山
下山は滑らない様に注意	高石峠分岐
色付く木々に癒されて	ジジ岩・ババ岩の分岐
みの滝の岩場を上から	一本橋を迂回路から見上げる
登山口へ無事帰還	駐車スペースには車が7台
南野牧から見た御堂山	御堂山とジジ岩ババ岩
【復路】　車で着替えを済ませ、「本宿どうなつ」を買いに古月堂へ寄りました。その後展望岩から見えた南野牧地区へ向かい、群馬県信用組合の駐車場から御堂山とジジ岩・ババ岩を見返しました。この辺から岩はハッキリ見え、特にジジ岩は目立っていました。この後は下仁田の街中まで戻り、「食亭エイト」さんで下仁田カツ丼を食べて帰りました。
【ひとこと】　もう何回も登山口の前は通ていて、いつかは登ろうと思っていた山にやっと登る事が出来ました。紅葉が綺麗だという事で秋を選んで登りましたが、思っていた程綺麗な色にはなっていませんでした。登山道は全て樹林帯の中で、山頂を含め展望の良い所はありません。唯一良い所は山頂への登山道からは外れたジジ岩・ババ岩の展望台です。往復で20分位ですが、絶対に行ってみるべき御堂山の名物です。