岩櫃山

山 名 岩櫃山
標 高 795m
山 域 北関東(群馬県)
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Google Map 2DルートMap 3DルートMap
日 程 2006年11月3日(金)
天 気 晴れ
メンバー 神楽師、妻、息子
標高差 297m(累計標高差:327m)
歩行距離 2.7Km
歩行時間 1時間50分
駐車場 無料
   
   
一般道距離 往路:94Km 帰路:94Km
高速道距離 往路:- 帰路:-
高速道料金 往路:- 帰路:-
行程 自宅(7:00)→渋川→(8:40)吾妻峡(10:45)→(11:05)密岩通り登山口(11:20)→(11:40)コル→(12:10)岩櫃山頂(12:25)→(12:30)北側ピーク(12:50)→(13:05)赤岩通り分岐→旧赤岩通り→(13:40)赤岩通り登山口→(13:50)駐車スペース(14:10)→(15:40)榛名山(16:20)→(19:30)自宅

【往路】 赤城南面経由で渋川まで行き、そこから県道35号線を走り原町(東吾妻町)で国道145号線に交流します。この日は先ず、吾妻峡の紅葉を見物してから岩櫃山へ向かいます。紅葉の時期なので道路が渋滞するかと思いましたが、比較的時間が早かった為か渋滞はありませんでした。
登山ルートは郷原から2つ、原町から1つあり、今回は鎖場などが多くある郷原からの密岩通りにします。電車でいく場合は郷原駅で降りて、登山口まで1.5Km歩かなければなりません。車で行く場合は郷原駅か登山口付近に車を停めることになります。今日は既に吾妻峡で4Km近く歩ったので郷原駅から、また歩く気にはなれませんでした。郷原駅横の踏切を渡り突き当りを左折、100m位いった所を右折し暫く走るとT字路が有るのでそこを左折して少しで岩櫃山の標識があります。ここには道の脇に2台程の駐車スペースがあり、今日は1台しか停まっていなかったのでここに駐車する事にしました。

登山口への曲がり角(ここに駐車)
登山口への曲がり角(ここに駐車)

【11:05】 密岩通り登山口到着
岩櫃山の標識がある曲がり角の道路脇に駐車して支度を整えます。民家がすぐ近くにあるので、着替えにも気を配ります。ここから300m位で登山口で、この道から見る岩櫃山南壁の迫力には圧倒されました。登山口のすぐ近くには2台の車が停まっていましたが、ここまで来る事が出来るとは知りませんでした。

【11:20】 登山開始
いよいよ登山開始です。このコースは、ほぼ直登に近いので登山道は必然的に急登になります。

登山口手前より見る岩櫃山南壁
登山口手前より見る岩櫃山南壁

密岩通り登山口
密岩通り登山口

樹林帯の中を登り始めると、いきなりジグザグの急登です。登山道は比較的良く整備されており、所々階段も設置されています。急登の連続で苦しいですが、その分ドンドン高度が稼げて登っているという実感が得られます。登山道も中盤を過ぎるとガレ場となり、チョット登り辛くなります。梯子や鎖なども数箇所有り傾斜はさらに増してきます。特にコル手前は足場が悪い所もあり注意が必要です。

【11:40】 コル到着
登山開始から20分程でコルまで来られましたが、急登の連続だったのでそこそこ疲れました。ここで一休みしてもう一頑張りです。

登り始めはの道は整備されている
登り始めはの道は整備されている

コル手前の梯子と鎖
コル手前の梯子と鎖

山頂下のコル
山頂下のコル

天狗のかけ橋
天狗のかけ橋

コルからは岩登りとなり、一つの大きな岩を越えるとそこには天狗のかけ橋があります。ここは切り立った細い岩が橋の様になっていて、その幅は細い所で30cm位しかありません。長さは1.5m程ですので1歩踏み込めば行けるのですが、怖さが先にたつと足が出ません。岩の反対側には迂回路がありますので、慣れていない人はこちらの方が良いでしょう。ちなみに、妻はかけ橋に挑戦しようとしましたが、最後の一歩が出ず引き返して迂回路を通りました。
かけ橋の後には長い鎖場があります。先を行っていた3人パーティーの中におばさまが一人居たのですが、岩に張付く様に登っていて見ているこちらの方が怖くなってきます。この様な鎖場はなるべく体を起こして、岩をしっかり踏みしめた方が安全で楽に登れます。
その後いくつかの岩場を梯子と鎖で越え、山頂の岩の周りを半周すると最後の岩場になります。高さは10m?位の岩で、半分から上には鎖が張られています。

長い鎖場
長い鎖場

山頂への岩場
山頂への岩場

【12:10】 岩櫃山頂到着
鎖場を登りきると山頂です。ここは本当に大きな岩の天辺で、10人も登れば一杯になる位です。周りは断崖絶壁の所もあり、もし落ちれば怪我では済みません。でも周りには鎖が張られているので、あまり危険では有りません。この岩の一段高くなった所に4等三角点があり、ここが最高地点になります。
周りは360°の展望で眺めは素晴らしいです。特に真下に見える郷原地区は、手を伸ばせば届く様に見え吸い込まれそうになる感じです。山頂付近の紅葉も綺麗に色付いており、ここまで来た甲斐があるという感じです。周りの山々は近くは見えましたが、浅間山等の少し遠くの山になると霞んでいて見えませんでした。この日は気温が以外に高く、透明度がイマイチだったみたいです。
この山には北側にもう一つピークがあり、ゆっくり休むにはそちらの方が適しています。山頂は周りを一眺めして、記念写真を撮る程度にしておいた方が良さそうです。

岩櫃山頂到着
岩櫃山頂到着

山頂より見る郷原方面
山頂より見る郷原方面

山頂より見る北側ピーク
山頂より見る北側ピーク

北側ピークより見る山頂
北側ピークより見る山頂

北側ピークより見る天狗のかけ橋
北側ピークより見る天狗のかけ橋

赤岩通りへの分岐
赤岩通りへの分岐

【12:50】 下山開始
今回は昼食を用意していかなかったので、北側ピークで持っていったお菓子を食べながら少し休む程度で下山する事にしました。
下山は赤岩通りを降りますが、現在は落石箇所が多い為、旧赤岩通りへの迂回となります。こちら側の通りは密岩通り比べて傾斜は緩く、普通の登山道という感じです。赤岩通りは途中まで原町への下山道と一緒です。これが意外と長く見落としてしまったかと思うくらいですが、15分程歩くと分岐が現れます。
分岐から赤岩通りを少し行ったら、「前に何か居る」と息子が声を上げました。

後を追って行くと、それはニホンカモシカでした。この辺にも生息している事は知っていましたが、まさか見ることが出来るとは思ってもいませんでした。それも10m位の距離です。カモシカを見るのは2回目で前回雨飾山で見たときは、谷を挟んで遠くだったのでこんなに近くで見られてビックリです。
この後、ちょっとしたアクシデントです。旧赤岩通りに入った直後、道を見失ってしまいました。足跡と赤いマークがあったので、それを頼りに行ったら登り道になってしまったのです。一度引き返してよく探すと、逆の方向に標識があり10m手前を曲がってしまった様です。ルート確認はしっかりやらないと大変な事になりますね。実感しました。ルートに戻り少し歩くと、道は平らになり突然周りが開けて岩櫃山の絶壁が目に飛び込んできました。すぐ近くには閉鎖された赤岩通り登山口があり、ここからは舗装された道を密岩通り登山口の車の所まで戻ります。

ニホンカモシカと遭遇
ニホンカモシカと遭遇

赤岩通り登山口付近より見る岩櫃山
赤岩通り登山口付近より見る岩櫃山

閉鎖されている赤岩通り登山口
閉鎖されている赤岩通り登山口

【帰路】 今回は昼食を用意して登らなかったので、これからです。もう2時を過ぎているのでお腹はペコペコです。息子の希望でマックへ行く事になり中之条へ向かいます。その後、時間もまだ早かったので榛名山へ寄ってから帰ることにしました。

【ひとこと】 実は岩櫃山は今回で3回目の登山になります。’99と’00に各1回来ていますが、両方とも正確な記録をしていなかったので本サイトには掲載していませんでした。この日は吾妻峡見物がメインでしたが、それだけではもったいないので、この山にも登る事にした次第です。
今回登った密岩通りは、ガイドによると上・中級者向けのコースという事になっています。確かに岩や鎖場が多く有りますが、何回か山に登った事がある程度の人でも登れるんじゃないかと思います。実際、前の2回もこのコースを登っており、当時は殆ど山経験の無い時期でした。岩櫃山は、低山で短時間に登れる割には眺めがよく、特に密岩通りは岩や鎖など変化に富んだ登山を楽しむ事の出来る山です。

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